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Posted by 京つう運営事務局 at

2006年12月14日

東男が思う京都

僕は東男です。別にたくましく粋な江戸の男というわけではなくて、ただ東京に住んでいるだけなのですけど…。

そんな僕がいったい何ゆえに京都に興味を持って度々訪れるようになり、ついには京都検定の試験を受けるまでに至ったのか急に知りたくなりまして、過去に自分が書いた日記のブログを読み返してみたのですが結局分かりませんでした。僕が京都へよく行くようになった(それも一人で)のはここ2,3年のことで、それまでは京都には何の興味も無かったのです。

僕は生まれも育ちも東京(一時神奈川県民になったことあり)の東京人です。東京人は東京が好きとは人前では言いませんが、心の中では東京が何でもある便利で一番良い街だと思っています。日本の首都だけあって日本中探しても他にはこんな街は無いぞ…とも思ったりしているのです。

そんなわけでめったに他の街に憧れを抱くことは無いのですが、そんな東京人の僕が唯一憧れを抱く町が京都なのです。京都への憧れを持つのは決して僕だけではなく、どこかで「東京人は京都に憧れる」というような記事を目にしたので多分東京人一般に言えることなのでしょう。

自分なりにその理由を考えてみますと、東京はよそ者の集まりみたいな街ですから伝統とか歴史を感じることは普段あまりありませんしお庭のきれいな寺院や公園も限られていますから静かに心を落ち着けられるところも少なかったりと、何でもあるはずの東京に無いものが実は京都にはあるということが東京人が京都に憧れてしまう一番の理由なのかもしれません。もちろん他の街でも東京に無いものを持った街はありますが、京都と比べると規模が違いますし憧れの対象にはなかなかならないでしょう。

あとは東京人に限りませんが、日本人のDNAに組み込まれている京への憧れがあるのも確かです。また伝統文化を育んできた京都はどこか優雅でのんびりしているようなイメージがあって普段都会に暮らしている僕のような東京人にはいろいろなものが新鮮に見えますし、何より街全体がテーマパークのようなところで何度行っても全てを知るまでには至らない奥の深さもたまらないところなのです。それと僕のように一人で行動することが好きな人間には心静かに過ごすのにもってこいの街なのかもしれません。

僕は京都に行きだして趣味の幅もだいぶ広がってきました。最初は有名な神社仏閣を巡るだけでしたが、それからだんだんと宗教や仏像などについても多少勉強するようになりましたしきれいなライトアップや庭園を撮りたくて写真も趣味の一つになりました。あとは京都では屏風や襖絵それに掛け軸などを目にする機会が多かったのでそれをきっかけに今では日本画鑑賞が一番の趣味となりました。

結局のところあれこれ考えても京都が好きになったこれといった明確な理由が見つかりません。それでも不思議と京都が好きなのでこれからも海外などには目もくれず旅行といえばただひたすら京都を訪れることにしたいと思います。いつかは「もう京都は飽きたから行かない」と思う日が果たして来るのでしょうかね?  
Posted by いぬまゆ at 20:45Comments(0)